C15 取引方針と結果検証

過去傾向に基づく取引方針(以下「事前方針」と略記)は、期待的中率が67%以上(3回に2回以上)のポジション保有方法を示しています。

但し、期待的中率が67%以上でも、次の場合は事前方針に挙げないことにしています。

  • 下表「参考pips」が1pips未満の場合
  • 下表「直前1分足」での取引が、「指標発表時」の取引に差し支えると判断した場合

ここで「指標発表時」とは、指標発表定時を跨ぐ取引を指しています。


C15.1  全体図説

本サイトでは分析結論を下表のように纏めており、その主な項目を図説します。
スマホでは小さ過ぎて、細かな説明が見えなくなってすみません。

C15.2  取引時刻の区分

上表「取引時刻」は、直前10-1分足直前1分足指標発表時(2種類)指標発表後(2種類)、に大別されます。それぞれのポジション保有期間は、最長で、

  • 直前10-1分足=指標発表定時の10分前から1分前まで
  • 直前1分足=指標発表定時の1分前から発表直前まで
  • 指標発表時(2種類)=上段が直後1分足(指標発表定時直前から発表後1分以内)、下段が直後11分足(指標発表定時直前から発表後11分まで
  • 指標発表後(2種類)=直後追撃(指標発表定時の数秒~10数秒後から発表後1分まで)と追撃/逆張り(指標発表定時の1分後から発表後11分まで)

です。

これらのポジション保有期間は、別の言い方をすれば、

  • 直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の各ローソク足1本ずつの取引
  • 指標発表後1分以内の初期反応の伸びに便乗する取引
  • 初期反応方向を見極めるため、直後1分足終値がついてから10分以内の追撃や逆張り取引

ということになります。

思うにスキャルというのは、基本、次のローソク足1本での勝ちを狙うスタイルで、あわよくばそのまま含益を拡大していくスタイル、と考えます。それを、本サイトでは多くの指標発表前後の取引に適した期間に各ローソク足を定義した訳です。

C15-3  判定基準

事前方針の妥当性は、事前方針記載文言通りになったか否かで判定します。
判定は、

  • 〇:方針通りにやれば勝てた
  • ✕:方針通りにやったのでは勝てなかった
  • 判定無:前提不成立、指標発表前に当日の事前方針を示していなかった、スプレッドの異常拡大等の理由で取引見送りが妥当だった等

の3種類です。

C15.4  許容誤差を見込んだ上での事後判定

こうした方法論の問題点は主に次の3つです。

(1)  スプレッド無視

判定に用いる4本足チャートは、BidチャートかAskチャートに固定しています。そのため、スプレッド0pipsの場合において、0.1pipsでも利確できる方針だったなら「〇」、同値か0.1pipsでも損切となる方針だったなら「✕」、と判定します。
が、これによる誤差は許容しています

(2)  pipsの刻み

現在はどの指標も0.1pips単位で分析や判定を行っていますが、以前の分析や判定は1pips単位で行っています。この刻み単位の変更時期は指標毎に異なるものの、2021年早々以降は全て0.1pips単位での分析・判定となっています。この刻みが0.1pipsであれ1pipsであれ、分析や判定に誤差が生じます。
が、これによる誤差は許容しています

(3)  事前方針の曖昧さ

事前方針には、ポジション取得時刻を特定しやすい一方、ポジション解消時刻に曖昧な表現があります

例えば「直後1分足順跳幅が〇pips超に達したら直ちに追撃開始し、直後11分足順跳幅を狙う」という取引方針は、本サイトで多用しています。けれども、この方針ではポジション解消時刻が人によって異なって当然です。この例では「直後11分足順跳幅が、一瞬たりとも○pipsをたった0.1pipsであれ超えて同方向に反応を伸ばしたら、利確の機会があったということで〇と判定」します。
でも、一瞬だけしかたった0.1pipsしか超えなかったときに、その瞬間を捉えて利確するのは困難です。

この表現の問題を本質的に解決することは難しいというのが実際です。例え上記0.1pipsを1pipsにしても、それが一瞬なら問題は解決しないし、10pipsにすると反応が小さい指標は分析できない(反応を10pips伸ばすことなど、もともと滅多にない)ことになってしまいます。

そのため、事前方針を示した指標発表では(なるべく)実際の取引も行ってチャートの動きを見ることにしています。そして、指標発表後に、

  • 分析判定:事前方針通りにポジションを取得・解消したと仮定して、先述の「〇」「✕」を厳格に判定
  • 取引判定:事前方針通りにポジションを取得し、臨機応変に解消したときに実際に何pipsを取れたか/失ったか

の2通りの検証を行っています。

例えば、直前10-1分足で事前方針に従ってポジションを保有したとき、指標発表定時1分前よりもかなり早く目標pips分の含益や含損に達したとします。こういう場合、事前方針に忠実な取引を行うよりも「利確」や「損切」をさっさと行うべきです。取引の根拠となる事前方針は、期待的中率が高い過去の傾向に過ぎず、絶対ではありません。こういうことは、テクニカル分析活用時と同じで、臨機応変にやるべきです。

これら2通りの検証を行うことで、許容した誤差の影響が無視でき、且つ、表現上の問題があっても事前方針(過去の傾向)が取引に有益なことの確認を継続的に行っています


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以上

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