C14 1足内反転率
指標取引を繰り返していると、最初、陽線側に動いたのにすぐに陰線側に転じた、ということがあります。ネットではこういう現象を「騙し」と呼んでいるようです。
でもまぁ、そんなことをあまり気にしても仕方ありません。どうせ騙しの発生は予知できないのです。
そんなことを気にするぐらいなら、騙されたときの損切を含めた上で中長期的に勝てる方法を考えるべきでしょう。知っておきたいことは、どの指標のいつそういうことが起きやすいか、です。騙されやすいときは取引を避ければいいのです。
C14-1 一足内反転率:騙しの定義
C14-2 主要国主要指標における一足内反転率
C14-1 1足内反転率の定義
知りたいことは、どの指標のいつそういうことが起きやすいのか、でした。それが取引を躊躇するほど起きやすいなら、そのときは取引を避ければ良いだけです。
ではまず「そういうこと」とは「どういうことか」を、誰もが集計・検証できるように定義することから始めます。
本サイトの反応分析には4本足チャートを用いています。4本足チャートでのローソク足は直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の4本だけです。そして本サイトでは、ローソク足の値幅方向と同方向の跳幅を順跳幅と呼び、値幅方向と逆方向の跳幅を逆跳幅と呼んでいます(「ローソク足各部の名称」を参照方)。
実際のチャートでは、たまに順跳幅よりも逆跳幅の方が長くなることがあります。この現象を「1つのローソク足形成期間内での反転(以下、他の稿も含めて「1足内反転」と略記)」呼び、それが起きる頻度を1足内反転率ということにします。下図にその1足内反転を図説しておきます。
これは「騙し」の一形態です。本サイトではこういうカタチになる「騙し」だけを問題にします。このカタチの「騙し」は、その痕跡がローソク足に残るほど大きく、誰でも後から存在を確認できるからです。
「それじゃ駄目だ。騙しは1分足に表れないほど短時間にもしばしば起きる」という文句があるかも知れません。
でも、よく考えてみてください。それなら1分足に隠れるほど損切は小さいのだから、大したことありません。
本サイトは指標発表前後の4本足チャートでのローソク足単位での方向を当てて、たまに騙されたって中長期的には確率的に勝てる取引方法に興味を持ってもらいたいのです。
C14-2 主要国主要指標における1足内反転率
参考までに主要国主要指標の一足内反転率を以下に一覧します。
順次、追記補充していきます。
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以上