C1 レバレッジ

レバレッジを使うと、口座資金を何倍かして投資できます。
それだけに自己資金を一撃で失うリスクも大きくなるため、一部のFX入門書では「初心者のうちはレバレッジを低く設定」することを勧めています。
がしかし、むしろ初心者やアマチュアはレバレッジを最大にし、取引時間の短縮にこそ活用すべきと、本サイトでは考えています。

そのことを、

C1-1 レバレッジ:国内FX会社のレバレッジ上限は25倍
C1-2 市場での意義:市場にある通貨量の水増し
C1-3 取引時間の短縮:単純な値動きの予想が通用しやすい
C1-4 FX上達ステップのイメージ:個々の取引の勝率70%が当面の目標

の順に説明します。

以下、本文です。


C1-1 レバレッジ

「梃子(てこ)」の英語は「lever」で、「レバレッジ(leverage)」というのは「梃子の原理」を指しています。
レバレッジは梃子の原理を模して、少ない自己資本を担保に他人資本を借用し、規模を大きくして収益拡大を狙うことや、その拡大率のことを指しています

FXでは、この自己資本を証拠金と言います。
そして、その証拠金よりもレバレッジ分だけ大きな外貨を購入できます。
その結果、僅かな為替レートの変化でも大きな差益や差損が生じます。

国内FX会社はレバレッジが25倍までに制限されていますが、海外のFX会社を使うとレバレッジ400倍といったところもあるそうです。
当然、レバレッジが大きくなるほど、利益が出るときは莫大なものの、損失を被るときも莫大になります。


C1-2 市場での意義

では「どうしてそんな賭博性を高めるルールがあるのか」という設問は適切じゃありません。

と言うのも、もし僅かな通貨しか市場で売り出されていなければ、例えばUSDを買いたい人の希望購入価格と、USDを売りたい人の希望販売価格は、大きく乖離しがちです。
それでは取引が成立しません。
けれども、豊富の通貨量が市場にあれば、なかには急いでUSDを買いたい人や売りたい人もいるので、価格合意は成立しやすくなります。
レバレッジさえ認めれば、市場の通貨量を何倍にも水増しし、円滑な為替取引に寄与することになります
そんな賭博性の高いルールで我々のような差益のみを狙う参加者がいても、それが円滑な為替取引に寄与するなら必要悪、という訳です。

先の設問は、まず先に円滑な為替取引環境こそ何より大事とし、結果的に賭博性が高い市場で差益を狙う取引参加者を認めるかどうかなんて、そもそも大義のための些事に過ぎないから、適切ではないのです。


C1-3  取引時間の短縮

でも、FXに限らず何事であれ、初心者のうちは慎重であるべきです。

レバレッジには、ポジション保有期間の為替レートの変化が小さくても、レバレッジ分だけ損益を拡大する効果があります。
損も大きくする作用があるため、初心者向けの解説書では、レバレッジを低く設定した取引を勧めている事例も散見されます。

けれども、レバレッジがなければ(1倍に設定したら)、通常の初心者は利益に不満足、損失に寛容になってしまいます。
それではFXの魅力(売買の差益)を減じるだけでなく、損益にこだってこそ身につく慎重/大胆の使い分けができなくなります。
投資を上達するには「いつ思い切るか」と「その場面を待てるか」に尽きるのです。

えいっ、と思い切るには、それなりの根拠がなければいけません。
例えFXが上達しても、その根拠が100%の的中率に達することはありません。
理屈通りに相場が動くことが多いという根拠に基づいて思い切るのです。
そして、ポジション取得時点からの経過時間が短いほど相場環境の変化も小さいのです。

よって、この取引時間短縮作用は、初心者やアマチュアの単純な根拠が取引で通用する可能性を高める効果があるのです


C1-4  FX上達ステップのイメージ

FXを始めてまずは、レバレッジによる取引時間短縮作用を活かして、高い確率で売買方向を当てられるようになることを目指しましょう。
ややこしい分析なんて、FXが上手くなってからやれば良いのです。
そして、根拠がないときは取引しない慎重さを身につけましょう。

もし正しく売買方向を判断して取引の勝率が70%のレベルに到達したとします。
このレベルで決済を先延ばしすればどうなるでしょう。
勝率70%のスキルしかないのに、2度続けて正しい判断を下せる確率は49%です。
このことから、勝率70%を上回るスキルがない限り、含益を持ったからと言ってポジション保有期間の延長を繰り返すべきではありません

つまり、ある期間や回数の取引の勝率が

  • 50%超えれば、利益を残せる可能性が高まり、
  • 70%を超えれば、その利益を大きく伸ばせる可能性が高まり、

その頃から、

  • 利確と目安を損切の目安よりも大きくして、更に利益を拡大する

というステップを予め意識しておくと良いでしょう。


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以上

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