A(-2) レバレッジによる時間短縮効果

「梃子(てこ)」の英語は「lever」で、「レバレッジ(leverage)」というのは「梃子の原理」を指しています。FXでのレバレッジとは、自分の投資した資金の何倍の取引をするか、その倍率を指しています。それだけに、レバレッジを使うと自己資金を一撃で失うリスクも大きくなるため、一部のFX入門書では「初心者のうちはレバレッジを低く設定」することを勧めています。

けれども、本稿は「むしろ初心者やアマチュアこそレバレッジを最大にし、取引時間の短縮に活用すべき」という話です。

A(-2)-1  レバレッジ:国内FX会社のレバレッジ上限は25倍
A(-2)-2  取引時間の短縮:値動きの予想が通用しやすい


A(-2)-1  レバレッジ

FXでは自己資本を証拠金と言い、その証拠金よりもレバレッジ分だけ大きな外貨を購入できます。その結果、僅かな為替レートの変化でも大きな差益や差損が生じます。

国内FX会社はレバレッジが25倍までに制限されていますが、海外のFX会社を使うとレバレッジ400倍といったところもあるそうです。当然、レバレッジが大きくなるほど、利益が出るときは莫大なものの、損失を被るときも莫大になります。

では、どうしてそんな賭博性を高めるルールがあるのでしょうか。

もし僅かな通貨しか市場で売り出されていなければ、例えばUSDを買いたい人の希望購入価格と、USDを売りたい人の希望販売価格が乖離している場面が増えてしまいます。けれども、豊富な通貨量が市場にあれば、なかには急いでUSDを買いたい人や売りたい人もいるので、価格合意が成立しやすくなります。

※1  こうした価格合意が円滑に成立するか否かを「流動性の確保/不足」という。主要通貨以外の流動性は不足しやすく、主要通貨ですら年末年始といった時期は不足しやすくなる。

つまり、レバレッジがあれば、市場の通貨量を何倍にも水増しし、円滑な為替取引に役立つ訳です。だから、そんな賭博性の高いルールで我々のような差益のみを狙う参加者がいても、それは円滑な為替取引のための必要悪、という訳です。
この話はあまり本気にしないでください。

A(-2)-2  取引時間の短縮

でも、取引には慎重であるべきです(良いことはすぐにやり、悪いことは慎重にやるものです)。

レバレッジには、為替レートの変化が小さくても損益を拡大する効果があります。損失を大きくする作用もあるため、初心者向けの解説書では、レバレッジを低く設定した取引を勧めているFX入門書も散見されます。けれども、レバレッジには初心者に有利な効果もあるのです。第一、レバレッジがあろうがなかろうが、スプレッドは一定のままなのです。

ポジションを取得するとき、えいっ、と思い切るには、それなりの根拠が必要です。これは誰もが強調するFX上達の鉄則です。けれども、いくらFXが上達しても、その根拠が100%の的中率に達することはありません。相場は理屈通りに動くことの方が多いという根拠に基づいて思い切るのです。

当然、ポジション取得時点からの経過時間が短いほど、その根拠が通用する可能性が高く相場環境の変化が小さく)なります。ここで、レバレッジの損益拡大効果は、損益を一定範囲内に収めるつもりなら、時間短縮効果と見なすこともできます。そして、初心者やアマチュアは、プロフェッショナルと違い、相場環境を単純で簡単に捉えがちです。それどころか、人の話を鵜呑みにしているだけだったりするぐらいです。

時間短縮効果は、そんな単純で簡単な認識でさえ通用しやすくするのです
これが、アマチュアこそレバレッジを最大にし、取引時間の短縮に活用すべきという本稿の主題です。

※2  この方法だと、初心者でもすぐに勝率50%超ができるようになる。勝率70%超を目指すには、ローソク足分析やチャート分析の知識が必要だと気づき、いわゆるポジポジ病にかかり難くする効果もある。経験を積むと、不調のときや暇なときにこのやり方に立ち戻って、無駄な負けを減らすようだ。


本稿のまとめ
  • ポジション取得時点からの経過時間が短いほど、初心者やアマチュアの見通しでさえ通用する可能性が高い
  • レバレッジの損益拡大効果は時間短縮効果と見なせる
  • この時間短縮効果を活かし、初心者やアマチュアは勝率70%超を目指すべき
  • 初心者のうちは次のローソク足が陽線か陰線かだけに賭けて勝率向上の練習を繰り返しておくとよい

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