C04 ポジションの注文と解消

例えば、ある通貨ペアを最初に売買するとき「ポジションを取得する・注文する・エントリーする」と表記します。この通貨ペアを清算するときは「ポジションを解消する・決済する・イグジットする」と表記します。そして、ポジションを取得してから解消するまでは「ポジションを持っている・保有している」と表記します。ポジションを持っている間をポジション保有期間といいます。

さて、本稿の主題はC04-4項の(2)以下の予約注文です。指標発表時は、しばしばレジスタンスやサポートをブレイクしたり、それらに反応の伸びを阻まれたりします。予約注文はそういった場合に備えることに役立ちます。

C04-1  関連用語:含益・含損・利確・損切
C04-2  大きさ表記:10000通貨単位を1枚という
C04-3  方向表記:買ポジション(ロング)か売ポジション(ショート)かをポジションの方向という
C04-4  注文方法:ポジションの取得・解消方法


C04-1  関連用語

ポジションには、買注文でエントリーしたか売注文でエントリーしたかで、買ポジション(ロング)売ポジション(ショート)と言い分けます。

注文と決済のレートには、買値(Ask)売値(Bid)があり、その差(Ask-Bid)をスプレッドといいます。ポジションを持っている間の利益や損失は「含益」や「含損」、ポジションを解消して利益を確定するのが「利確」で、損失を確定するのが「損切」です。

C04-2  大きさ表記

ポジションの大きさは「1枚」「1万単位」「10000通貨単位」といった表記を用います。例えば「USDJPY1枚」という表記は「USDJPYの1万ドル分」を表します。

このサイトでは、特に断らない限り1枚単位での取引を行っています。

C04-3  方向表記

ポジションには「買(ロング)」と「売(ショート)」があり、方向を持ちます。

買ポジションを取得したなら、反対に売ポジションで解消しなければなりません。買ポジションでは、通貨ペアに関わらず、注文時よりもレートの数字が大きくなったとき解消すれば利確、小さくなったとき解消すれば損切です。

売ポジションを取得したなら、反対に買ポジションで解消しなければなりません。売ポジションでは、通貨ペアに関わらず、注文時よりもレートの数字が小さくなったとき解消すれば利確となり、小さくなったとき解消すれば損切です。

C04-4  ポジションの取得・解消方法

本サイトに挙げる指標取引では、原則、下記(1)のみを使います。けれども、指標発表後にはブレイクが発生することも多く、(2)以下はそれに備えたポジションの取得・解消方法です。

(1)  基本注文方法

FXに限らず、相場での基本的な注文方法には、

  • 成行注文=現在の価格での注文
  • 指値注文=現在の価格よりも有利な価格での予約注文
  • 逆指値注文=現在の価格よりも不利な価格での予約注文

という3通りがあります。

ビジネスでは「指値を言ってくれ」というセリフがありますね。FXを始めた頃に上記の定義を読んで、指値とはこうゆう意味だったんだ、と納得したものでした。
ともあれ、指値注文というのは「100円のものを99円でなら買う」「100円のものを101円でなら売る」という予約のことです。
わかりやすいですね。

ところが、逆指値注文はパッとわかりにくいものです。
「100円のものを101円で買う」「100円のものを99円で売る」という予約のことですから、違和感があって当然です。例えば、既に100円で買っていた1ドルの価値が99円→90円→80円と下がってしまうのは見ていられません。ましてや見ていない間にこんな事態になると困るから、99円に価値が下がった時点でさっきの1ドルを売る予約をしておけばいい訳です。
これが逆指値注文です。

指標発表前に指値や逆指値を指定しておき、発表直後の跳ねで利確/損切することは、滅多にないほど大きな反応に備えることに有効、と考えられます。何より、逆指値での損切注文は万が一に備えて習慣づけましょう

(2) IFD(イフダン)注文

IFD注文は、注文時点より後の値動きを想定し、ポジションの取得と解消をセットで行います。大別すると、利確を狙う注文(利確IFD)と、損失限定のための損切を行う注文(損切IFO)の二種類があります。

下図は、上昇トレンド中の脈動によるサポートラインを意識したIFD注文で、買注文から入る場合を例示しています。この図のように、IFD注文は注文②が成立しない限り注文③は発動しません。

(3) OCO注文

OCO注文は、注文時点より後の値動きを2通り想定し、一方が成立したら他方はキャンセルされる注文方法です。新規ポジションを取得する場合と保有ポジションの解消を行う場合があります。

下図は、主にチャートポイント(レジスタンスラインやサポートライン)を意識したOCO注文を例示しています。この図のように、OCO注文は注文②と注文②’のどちらか一方が成立すると他方がキャンセルされるので、安心して使えます。特に使い勝手がいいのは、ブレイク狙いの新規注文と損小利大の決済注文です。

上図における「損小利大の決済注文」は、レンジで②にレジスタンスラインがあり、②’にサポートラインがある場合に多用します。①のOCO注文時点で①-②間のpipsと①-②’間のpipsが等しいなら、②となったときの利確pipsは確実に②’となったときの損切pipsより大きくなります。

(4)  IFDOCO(IFO)注文

IFDOCO注文は、IFD注文のふたつめの注文がOCO注文で行えます。下図は、買ポジションで反転狙いとブレイク狙いのIFDOCO注文を例示しています。

つまり、IFDOCO注文を使えば、チャートを見続けてチャンスを待たなくても、チャンスが来たら勝手に取引できるのです。逆に言えば、チャートを読んでどこがチャンスなのかがわからない限り、IFDOCO注文は活かせない訳です。

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