B6 利得分析の方法

利得分析は、判別式の解の大きさの1単位当たりローソク足値幅が何pips反応したか、期間毎(1年毎と全期間)に計量する分析です
なお、ここでの「利得」とはインプットに対するアウトプットの比を意味しており、投資用語の利得の意味ではありません。
もともと私は工学博士であって、経済学博士ではないのです。

利得分析は、他の指標と対比しても無意味です。
計算過程に含まれる判別式は、個々の指標毎に大きさが異なるためです。
この分析は、その指標がどれだけ敏感に反応するのかを、過去と最近で比べるために行います

B6-1  事例紹介
B6-2  分析方法図説


B6-1  事例紹介

米国四半期GDP速報値は、2013年1-3月期集計分から2019年10-12月期集計分まで28回の発表事例があります。

下図において、この分析対象事例28回の各判別式の解の絶対値の平均値を求めたものが左上図、4本足チャート各ローソク足(直前1分足を除く)の値幅平均値を求めたものが左下図です。
そして、各ローソク足の平均値を各判別式の解の絶対値で割って利得を求めたものが右図です。灰色の四角に囲まれた箇所が分析対象期間の全平均で、それ以外は毎年の変化を表しています。

この例では、事後差異判別式の解1ips(=Index Points)毎の直後1分足値幅は過去平均で14.5pipsです。
但し、毎年の平均では2.0~23.6pipsと大きくばらついており、事後差異判別式の解から直後1分足値幅を的確に予想することは難しいことがわかります。
けれども、事後差異に対する直後1分足の利得は、2017年の23.6pips/ipsを最大に、その後は毎年小さくなっていることも読み取れます。
ならば、現在(2020年)の利得を推定することも可能です。


B6-2  算出方法図説

利得分析の集計は簡単です。


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