※09 判別式

経済指標の発表時には、発表項目毎の前回結果市場予想発表結果前回結果の修正結果(以下、単に「修正結果」と略記します)が数値化されます。
これらの大小関係はチャートの動きに影響を与えます。
この影響は、個々の指標毎にほぼ一定の確率で特定期間のローソク足の方向を決める形で現れます。

そこで、前回結果や修正結果と市場予想の大小関係、市場予想と発表結果の大小関係、発表結果と前回結果や修正結果の大小関係を、数式定義しておきます。

「そんなことは数式化しなくてもパッとわかる」という意見はもっともです。
でも、この話はそういう人に話しているのではありません。
過去に遡って何10回分のデータから有為な傾向を見出すためには、数式化しておいた方が便利だから定義しておくのです。


※07-1  事前差異判別式

指標発表前に前回結果と市場予想はわかっています。
いま、

  • 事前差異判別式=市場予想ー前回結果

という式を定義します。
事前差異判別式の「事前」とは「指標発表の前」の意味です。
一部の指標では、今回の発表前に前回の発表結果が修正されています。
そういった指標では、

  • 事前差異判別式=市場予想ー修正結果

で判別します。

事前差異判別式は、市場予想が指標の改善と悪化のどちらかを、解の符号で判別しています。
失業率などの一部の指標を除けば、事前差異判別式の解の符号が正(>0)ならば、その指標の改善を予想されています。
逆に、負(<0)ならば悪化が予想されています。


※07-2  事後差異判別式

指標発表前からわかっていた市場予想と、指標発表結果の関係を、

  • 事後差異判別式=発表結果ー市場予想

という式で定義します。
事後差異判別式の「事後」とは「指標発表の後」の意味です。

この式は、発表結果が市場予想を上回るか下回るかを、解の符号で判別しています。


※07-3  実態差異判別式

指標そのものが改善したか悪化したかが実態差異です。
よって、そのことを表すには、

  • 実態差異判別式=発表結果ー前回結果

という式で定義します。
一部の指標では、今回の発表前に前回の発表結果が修正されたり、今回の発表で前回結果が修正されます。
そういった指標では、

  • 実態差異判別式=発表結果ー修正結果

で判別します。


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