※02 レバレッジ

レバレッジを使うと、口座資金を何倍かして投資できます。
それだけに自己資金を一撃で失うリスクも大きくなるため、一部のFX入門書では「初心者のうちはレバレッジを低く設定」することを勧めています。
がしかし、本サイトでは、むしろ初心者のうちからレバレッジによる取引時間の短縮作用を意識して取引に活かすべき、と考えています。

本稿内容は、

  • ※02-1  レバレッジと資金管理
  • ※02-2  レバレッジの効用(取引時間の短縮作用)

です。


※02-1  レバレッジと資金管理

口座資金の何倍ものポジションを注文できる仕組みをレバレッジといいます。
レバレッジを用いた投資では口座資金の一部を投資資金とし、その比率は1/10~1/100に抑えます。
投資資金を口座資金のこの比率に抑えることを「資金管理」と言います。

FXで利益を残すためには、

  • チャートの動く方向が当てやすいときしか、ポジションを持たないこと
  • ポジションは、適切な期間内に利確や損切の目安を決めて保有し、期間内に狙い通りにならなければ解消すること
  • 資金管理を行うこと

が必要です。
上のふたつは、本サイトの指標分析記事で繰り返し示しています。
みっつ目の資金管理は、レバレッジを使った投資で特に大事です。

国内での個人のFX取引は、投資資金✕レバレッジ最大25倍、のポジションを注文できます

海外には、もっと大きなレバレッジを提供するFX会社もあります。
がしかし、語学問題(出金手続の難しさやトラブル発生時の対応)、税務申告の面倒さ等を踏まえると、我々アマチュアは国内FX会社を使うことを勧めます。


※02-2  レバレッジの効用

レバレッジには、ポジション保有期間の為替レートの変化が小さくても、レバレッジ分だけ損益を拡大する効果があります。
損も大きくする作用があるため、初心者向けの解説書では、レバレッジを低く設定した取引を勧めている事例も散見されます。

けれども、レバレッジがなければ(1倍に設定したら)、通常の初心者は利益に不満足、損失に寛容になってしまいます。
それではFXの魅力(投資で利益を得る)を減じるだけでなく、損益に拘ってこそ身につく慎重/大胆の使い分けができなくなります。
投資の上達には「いつ思い切るか」に尽きる面があります。

えいっ、と思い切るには、それなりの根拠がなければいけません。
例えFXが上達しても、その根拠が100%の的中率に達することはありません。
理屈だけで相場が決まる訳ではないものの、理屈通りに動く場面が多いので、その場面で損益に拘って思い切るのです。

相場取引は、売買方向を当てない限り、利益を得られません。
そして、ポジション取得時点から時間が経つほど、相場環境はポジション取得時点から変化していきます。
でも、サイコロを振って売買方向を決める人なんていません。
何かを根拠に売買方向を決めているはずです。

繰り返しになりますが、レバレッジにはポジション保有期間の損益の拡大効果があります。
これは、欲張らない取引を続ける限り、取引時間の短縮に繋がります。
そして通常、ポジション取得時点からの経過時間が短いほど相場環境の変化も小さい、と見なせます。
よって、この取引時間短縮作用は、我々アマチュアの単純な売買方向の根拠が通用する可能性を高めているのです


まずは、レバレッジによる取引時間短縮作用を活かして、高い確率で売買方向を当てられるようになることを目指しましょう。
ややこしい分析なんて、FXが上手くなってからやれば良いのです。
そして、根拠がないときは取引しない慎重さを身につけましょう。

もし正しく売買方向を判断して取引の勝率が70%のレベルに到達したとします。
このレベルで決済を先延ばしすればどうなるでしょう。
勝率70%のスキルしかないのに、2度続けて正しい判断を下せる確率は49%です。

このことから、勝率70%を軽く上回るスキルがない限り、含益を持ったからと言ってポジション保有期間の延長を繰り返すべきではありません
ポジションは、ポジション取得時の判断有効期間(分析有効期間)か、分析に基づく損益pips到達で終えるべきです。

判断材料が乏しい初心者や我々アマチュアこそ、レバレッジによる取引時間の短縮作用を活かす必要があります


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以上

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